センター試験が変わる!~ちょっと言いたい~
***今朝のニュースより********
一発勝負の学力テストから、思考力や人物を総合的に評価し、合否を判定する大学入試へ。
知識量だけを問うよりも、部活動の実績を示す資料や志望理由書などを基に、プレゼンテーションや集団討論などを組み合わせて評価することが求められる。
浦和高では5年ほど前から、生徒が討論などをしながら学ぶ「グループ学習」を採り入れてきた。ただ、教員の間では、「討論やプレゼンが重視されるといっても、知識の吸収や定着なくして『活用』はない」と話しているという。
私立北嶺中・高校の谷地田穣校長は「プレゼンや課題解決能力は大学に入ってからでも伸ばせる」。プレゼン能力ばかりにウェートが置かれることは疑問だという
*******************
時代の変遷と共に、必要とされる能力が変わり、
次世代の若者について期待するものが変わってゆくのは
当然の流れだと思います。
が・・
が・・・
が!!!!
最近、とみに心配していた流れのようで。
あの「ゆとり」以来、
学力が落ちた!と叫ばれて・・・あわててカリキュラム変えたのに
またですか??と。
前出の先生方が危惧されているように、
「知識」も持たない学生がプレゼン能力のノウハウだけ学んでも
それは~~「ハッタリ」。
昨今の若い人をみていて、心配に思うのは、
能力があるのにそれを前面にプレゼン出来ないタイプも
(つまり文科省で心配しているような)居る一方で、
知識も応用もおぼつかないのに、
大風呂敷を広げてしまう「御口」だけが達者なタイプもいること。
もちろん、両者が整ってこそ!でありますが、
では・・・それぞれを延ばすための「時期」はいつなんだろう?
ということです。
これも、10人10色ではありますが。
やはり、私も前出の先生のおっしゃるように、
「プレゼン能力や課題解決能力は大学に入ってからも伸ばせる」と。
また、高校や、大学内の授業で取り入れて学ぶべきものではなるけれど、
試験などに取り入れてしまっては、その本質が学べなくなるなるのでは?
と思うのは、私だけでしょうか?
センターに記述が追加されるとのこと、
これは~採点の公平さと煩雑さ・・・さえクリアできるのなら、
良いことだとおもいますが、
ただでさえ、
全国一律での試験ということで、
毎年、各大学に緊張が走る状況。
どうなんでしょうかねえ?
その煩雑さに時間とお金をかけるよりは・・・
2次試験をそれぞれの大学で
思い思いの方法でやればよいのではないでしょうか?
それより、
大学が生徒集めに必死になっている昨今の状況打開策を
考えて欲しいと思います。
子供が少ないのですから、生徒集めが必至になるのは当然ですが、
それを「商業的なサービス」方向の‘特典’ばかりに目が向けられている
今の状況は~少し心配です。
子供たちにとって、競争が「緩い」ということは、
それだけでも「ゆとって」しまう可能性大です。
そういった方向での教育討論がもっともっとされて欲しいです。
それこそ、
「日本の将来の育選挙」
なんて・・・なるくらい真剣に。
今すぐ支払う税金のことや、
今すぐ手元のお金が!という景気については
選挙に値するけれど、
教育はべつに~~差し迫ってないし~~ではありますが、
じつは、○十年後の日本を動かしているのは、
今の教育を受けて育った子供たちなんですよね。
少子化も大問題ですが、
今いる子供たちにどんな教育をするのか?
試験方式云々よりも、
そう、形式よりも、中身について
もっともっと論じるべきではないか?と昨今強く思っていたので、
思わず・・・イレギュラーで、キーボード叩きました。
まあ~
どんな教育を施されても、
伸びるものは伸びる・・・・
そんな逞しい能力を持つ子供がたくさん育って欲しいのが
理想ですかね。
でも、
世界各国を見ても、
日本の歴史を見ても、
「たかが教育」「されど教育」であります。
最近のコメント