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7月末に

7月31日(日)

母校芸大の奏楽堂に

恩師の退官コンサートに行って参りました。



ここ10年の間に、

私が大学時代お世話になった恩師が

次次と退官なさり・・・

ついに今年の三月、

最後の恩師の退官でした。





コンサートはオルガン曲に始まり、


チェロのソロ曲

歌曲

ピアノソロ

クラリネットン二本とピアノ

ニ台ピアノ





初演ではないのですが、

演奏家の方の委嘱でお書きになった作品のため、

(不勉強にも)初めて拝聴する曲ばかりで・・・

大変新鮮な音楽会でした。


少し前に先生から

「猛暑の夏、

その日だけでも涼しければ~とも思うけれど

無理でしょうね」

とご連絡をいただきましたが~~~


正に!!!



涼しく、快適な中での記念コンサートでした。


日曜日ということもあり、

初めて次男を連れて芸大に参りました。

(母の母校だよ~~どうだい!?狭いだろう??・・・)


次男の高校時代の友人が

まさに今、ここの学生(私の・・すごく年の離れた後輩)

ということもあって、

彼と彼の母も一緒に・・。



音楽会後

後輩(?)と話す感想も、

彼から聞く「今」も

楽しかったです。


自分の大学時代の恩師が大学から去るということは、

自分もそれだけ年をとったということであり、

時がどんどん経っていることを実感せざるを得ず、

一抹の寂しさは拭い去れませんが、





けれど・・

大学の先生である前に、

音楽家でいらっしゃるので、

(実際どの恩師もそうですが)

「大学」という枠以外(の本来の場)で、

ご活躍され、

音楽会や音源、楽譜を通じて~~~

お会いできる機会はむしろ増えるであろうことを考えると~~

私もつくづく

幸せな世界に居るな~~と

感じます。


しかも

「楽譜」という世界は、

物理的な時代を超えますから・・・。

話は飛躍しますが~~




「継承」

ではなく、

まったく異なった時代の異なった国で

突如生き返る音楽というのは

考古学(!?)みたいなロマンもあるのではないかと

時折思ったりします。


でも、土器の破片から

全体像を復元できる科学も

そのロマンの立役者になるわけで・・・


楽譜から「復元」以上の芸術を引き出せる演奏家が

いつの時代も必要です。

演奏家は作曲家(楽譜)と違って、

さまざまな物理的な制約を纏いますが、

優れた演奏家は

ロマンを現実に可視化する力を放ちますね。

おっと・・・

若い人と話をした勢いで、

ずいぶんと話がマクロ化してしまいました。

でも、

いろんな意味で、

大学時代の自分と対面することができた日曜日でした。



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日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事

コメント

言葉は音符に載せることで
また別の形になると思いますし、
音楽は心の中に響きます。
私は音楽を聴くのがとても好きですが、
それを作る側の方々は
とても素晴らしいなと思います♪
これからも、
素敵な音楽を残していって下さい( ^^)

投稿: あーちゃん | 2011年8月 3日 (水) 09時27分

おはようございます。happy01
私の友人が、国立音大の打楽器の教授をやってます。たぶん、何学年か上だと思いますが、名前は、F田○○シといいます。
ご存じなければ、このコメは削除してください。

投稿: くまモンママ | 2011年8月 3日 (水) 11時34分

こんばんは。
私の恩師も殆どみな退官してます。確かに、年の流れを感じます・・・
私は楽譜が読めないくらい音楽には無知なのですが、お話を面白く読ませていただきました。昔どこかで聞いた、作曲家で演奏家でもあるひとが自分自身の作品を演奏したのよりも、同じ作品を他人が演奏したほうが評価が高かった、とかいう話を思い出したりしました。また、昔住んでいた場所近くのショッピングセンターに、演奏者不在でも勝手に演奏するピアノ(変な表現ですみません)が置かれていたのですが、私はそれを見て、「このピアノなら、演奏不可能といわれるような楽譜の曲を弾きこなすかも」なんて思ったことを思い出したりしました。

投稿: きいろひわ | 2011年8月 4日 (木) 19時56分

あーちゃんさん
・・・・楽譜を通じて、会ったこともない人や時代を超えた人の内なる世界と交流できる、しかもそれを演奏する人、歌う人、聴く人・・それぞれが同じ感動だったり、違う側面を感じたりという根本的なことに最近特に魅了されてます。

くまモンママさん
・・・・お名前は存じてますよ~九州出身の方ですね。ただ~作曲科と打楽器科では・・自分の曲を演奏してもらうくらいしかあまり交流がなかったですね。私は一年の時に、台楽器とピアノの曲を書いて、翌年の演奏審査で当時4年の打楽器科の方に演奏していただく機会があり、地下の打楽器科の部屋にだいぶお邪魔しましたが・・・その頃卒業していらしたか、院にいらしたかもね?でも~~以前、記事で書いたように、私、一年の時の芸術祭で初演をお願いしたVL奏者の方を30年ぶりにお会いして気づかなかった人なんで・・・(笑)そのうちひょっこり当時の思い出があったりして!?

きいろひわさん
・・・・なかなか深い話になってしまうので・・さらっと読んでくだされば良いのですが~~
今、PCだったりシンセを使えば、演奏不可能はもはやありません!
ただ・・でも、それじゃダメなんですね。(少なくとも私が目指すものは)
あくまで楽器で、人間が演奏して(その人間はしごく選ばれた演奏家ですが)限界があったりなかったりして~こそのものを目指したいんですね。機械でこその楽しみも便利さもそういう要素を‘使用’する音楽も存在するし、楽しいし・・それはそれでいいんだけど・・私が必死に追い求める・・もしくは追い求めたいと思って勉強してきた方向とは違うんです・・。で、この方向で極めるには自分は少し力不足かもと思いつつ、せめて極めていらっしゃる恩師や先輩の方々の作品をせめて深く理解したい・・・味わいたいと思い、自分も生きている限り、諦めずに追求したい・・と思っている今日この頃なのであります。
堅い話になっちゃってごめんなさい!!

投稿: ロッキングチェア | 2011年8月 4日 (木) 21時43分

音楽には本当に心を動かされます。
ロッキングチェアさんのおっしゃるように
楽譜を通じて音楽は国も時代を超えるのですよね。
すばらしいですね!!

私はまさに土器片をいじって古代に思いを馳せていたくちですが(笑)

投稿: snufkin♪ | 2011年8月 7日 (日) 20時49分

snufkin♪さん
・・・・土器も時代を超越して当時を語りかけてくれる~ロマンがあると思います~~☆
人間が生きている時間はそういったモノに比べてとても短いものですね。その短い時間に「残したもの」を今、感じたり、「未来」に語りかけたり・・できる‘何か’にかかわるのは、すごくロマンがあり、エキサイティングなことだと思います!!

投稿: ロッキングチェア | 2011年8月 8日 (月) 00時45分

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