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ノーベル化学賞

ノーベル化学賞・・・


昨夜からニュースしきりでした。


今朝もニュースやワイドショーでは

お祝いの話題で

もちきり!




昨今は

何とはなしに、

「へえ~すごい!」

と雲の上の世界のように騒ぐだけで

通り過ぎてしまうだけ~~

にはしたくないものです。


だからって何をするでもないですが・・


研究者と呼ばれる人々のやっていることを

‘なにやら凡人にはわからない

金にもならないことを

日々・・・あーでもない、こーでもないと

研究している

現実的な仕事ではない~~’

そういう見方を世間の大半の人は

していると思いますが・・・

やはり・・・

こうした賞の裏には

それを支えている研究者達が

自分の人生を賭けた

長い時間、とてつもない努力があり、

その代表として賞に輝くような

能力と運をもった人が現れるということ

そんな見方をしたいものです。

すぐ目に見えること、

すぐ金になること、

誰にでもわかること・・・



その方が手っ取り早いし、

それもまた必要でもありますが、

そうでないものの価値に

光りを見出す

それに価値があると思ったら、

力を注ぐ


そんな人の生き方をも

考えたいと思います。

ともすれば・・・

「賞」そのものにしか

光りが当たりませんが、

「賞」になる前、

そういった研究者に対して、

どんな評価を

世間はしているのか?

ということを

話題にしたいと思うのです。



それは・・・

研究でなくても、

芸術でも言えます。

(昨年9月、芸大に爆笑問題が来た時のことで当ブログに書きましたが)



光りが当たる・・

当たらないではなく、

インスタントに効果を求めずに、

金になる・・ならないではなく、

何に価値を見出すか?

それを純粋に、愚直に

追い求める人々から

世に問えるものがあった・・・

というところに

深さを感じます。

「賞」と名が付くと、

お祭りだけになってしまうのは

残念すぎます。

ある番組で、

解説にいらした大学の先生が

「彼らの受賞で、

この分野で、しばらく賞が出なくなったということは、

本来、同じ賞をとってもおかしくない(勝るとも劣らない)先生方が

二度と賞を得られないということでもあることを考えると、

複雑です。

でも、そのような優秀な研究者がたくさん研究の成果を積み上げ、

レベルを高めたからこそ、代表としてあの先生方に

ノーベル賞がきたと考えていただき、

マスコミもそのような報道をして下さると

研究者達にとっては喜ばしいことです」

というようなことを話ていらっしゃいましたが、

まあ~~

報道は十把ひとからげの大衆(お祭りのみに一喜一憂する)

を相手にしてこそなんぼ・・

の世界の仕事ですから、難しいかもしれませんが。





私には

その先生のいわんとしている心の裡、

しっかり聞こえてきました。

そういう切り口で

考える機会を持つ人が

増える機会になるといいな・・と思います。

TVでは

「最近は科学離れ」が心配されていたが、

このノーベル賞で、

‘科学離れ’をストップさせるんではないか?

などと結んでいましたが~~~



なんとも

インスタントな発想ではないでしょうか?

真に、研究者である人々は、

「賞」なんぞを頼みにしていては

やっていられないと思います。

必死で勉強して、

大学へ入り、

院へ行き、

博士になり・・・・

でも、就職はないかも!・・・っという

状況を律して研究に励むわけです。

しかも有機化学は「3K」(キツイ・キタナイ・クサイ)

それでも、

それに魅せられて

道を究めている人達がいる

・・・・・ということ自体が、

「手っ取り早く金になる」「楽である」

「すぐ仕事しただけの効果が感じられる」



そんな感覚がはびこっている世の中にとって

一縷の光・・・だと思うのです。




世の中自体がもう少し成長して、

そういう

本物に向かう努力をしている人を大事にすることこそが

科学離れ~~~というより、

何事も、

本物を追求したいと真剣に生きている人々を

(海外に流出してしまわない)日本離れ~~させない

ことではないでしょうか。






そんなことを少し考えたいものです。

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コメント

今日は。EVAと言います。
ノーベル化学賞受賞、素晴らしいニュースでしたね。
内容は難しくて良く分かりませんが、今私もお世話になっている血圧降下剤の製造にも役立っているとかで非常に身近な部分で世の中に大きく貢献している成果なのだと知らされました。
結果の直ぐ出ない仕事を長い間し続けるその根気良さに拍手したいです。

投稿: EVA | 2010年10月 7日 (木) 11時35分

EVAさんコメントありがとうございます!
自戒の念も含めて、世の中、インスタント的な思考になりすぎているように思えて。結果ありき・・でないことにも、価値を見出せる若い人が増えて欲しい!と富に思います。

投稿: ロッキングチェア | 2010年10月 7日 (木) 11時48分

>深くうなずきながら、記事を読ませていただきました。
目に見えているものだけに、人は注目してうらやましがったり、賞賛を簡単におくりがちですが、目に見えるようになるまでに、どれだけの情熱と努力と、あるいは苦しみと涙・・・があったかを考える、みるべきですよね。
いきなり、ポーンと幸せはやってきませんから。。

本当に、同じ日本人として、素晴らしい出来事で、大変嬉しいです!

投稿: 真琴 | 2010年10月 7日 (木) 12時20分

それにしても・・お2人の先生とも年齢の割りにお若いですよね!心の中に張がある生き方をしてらっしゃるんでしょうね。まあ~好きなこと、やりたいことに集中していられるという生き方も・・贅沢っちゃあ贅沢ですからね。でも、きっとその贅沢を得るための努力も並大抵じゃないんでしょうね~。

せめて、張りのある生き方をして心も肌も(?)弾力性を持っていたいものですね!

投稿: ロッキングチェア | 2010年10月 7日 (木) 12時28分

今朝は嬉しいニュースからのスタートでしたね。
鈴木カップリング、研究発表などで聞いてたんですが、すごいことだったのですよね!
確かに新規抗生物質の合成過程で出てきていました。。。
本当に研究生活は大変ですが、ぜひぜひ頑張ってほしいです。って自分も頑張らねば…ですね。

投稿: snufkin♪ | 2010年10月 7日 (木) 21時54分

以前、分子単位で癌細胞を撲滅する研究室を覗いたことがありましたが~~物理から、化学から生物学から~ありとあらゆる方向から医学方面へアクセスして、人類の夢がひとつひとつ確かなものになる~ということを考えると、科学は壮大な(そして先の長~い)ロマンでもありますよね。

投稿: ロッキングチェア | 2010年10月 7日 (木) 22時06分

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