さくら草
むかしむかし・・・・
高校生の頃、
祖師ヶ谷大蔵に住む友人の家に行くために、
成城学園から20分近くの道のりを
よく歩いた。
もう今では友人もそこからは引越し、
記憶を辿っても、
同じ道を歩けるかどうかわからないほど、
長い道のりだったように記憶している。
昔、起伏のある山道のようなところだったのかな?
と思わせるような坂道を下り、上ると
いきなり普通の住宅地になるのだが・・・・
その中に、
ごく普通の木造の家屋に
少し広めのお庭のあるお家があった。
その庭も特別に形作っているわけでもなく、
それでもこざっぱりと整頓されていて、
さまざまな花が、自由に咲いている~~~
そんな風な庭だった。
その庭の一番通り側に
‘さくら草’がびっちり咲いていて、
それが、すごくさりげないようでいて、
非常に印象的で・・・!
鮮やかな印象になって今でも脳裏に焼きついている。
友人宅へ行く時、
その家の前を通るのを
すごく楽しみにしていたのを思い出す。
‘さくら草’は、
「ココに咲いてます!!!」
等と、大見得きって咲く花ではない。
小林一茶が
「わが国は 草も桜を 咲かせけり」
と詠んだごとく、
さりげない植物である。
しかも本当に目にする時間の短い
貴重な花だ。
それでも何故か私の中では
その存在感が大きい。
更に、私が好きなのは
華やかさを兼ね備えた
外国産の「プリムラ」とかではなく、
まさに国産の
「さくら草」
である。
お庭があれば~
ほとんど雑草のごとく咲く・・
さくら草。
これがまた、
あちこちのお家で見られる頃には
売ってないのが常。
今年は、売り出し始めたところを
GET!
少し束で植えようと・・・。
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